100円ショップの手芸品は使える?
近頃100円ショップでもおしゃれな手芸用品が手に入るようになりました。
セリアを筆頭にダイソーやキャンドゥーには
たくさんのハンドメイド材料が並んでいます。
ですが生活用品や文具と同じで、100円ショップの品揃えは玉石混交です。
何度もリピートするような神アイテムもあれば、
二度と買わない粗悪品も混じっています。
安いものだからといって、すぐに捨ててしまうのはもったいないですね。
100円ショップで買うべき手芸用品と、
買ってはいけない手芸用品をご紹介します。
買っていいもの=後で交換できるもの
材料は失敗しても大丈夫なので、いろいろ試してみましょう。
買ってはいけないもの=後から交換できないもの
完成した後から交換しにくいものは
信頼できるメーカーのものを選びましょう。
♦︎ 買って正解!
目打ち
意外と持っている人の少ない目打ちですが、縫製のプロは必ず近くに置いて作業をしています。
ミシンで生地を送る時や、アイロンで生地を表替えす時など、目打ちが上手に使えるようになると、洋裁の腕がグンと上がります!
磁石
待ち針を針山に刺すのが面倒だと思っていなくても、
一度磁石を針置きに使ってみると、その便利さが実感できます。
目線を移さなくても待ち針を取ったり置いたりできるので、針山よりずっと楽チン。
ミシンと作業台の上に、いくつか磁石を置いておくと便利です。
指ぬき
目打ちと同じで使わない人が多い道具ですが、
手縫いをする時に指抜きを使えば、手への負担が軽くなります。
針は指で引っ張るのではなく、指抜きで後ろから押してから引き抜きます。
スカートの裾まつりのような、肩の凝りやすい作業も、
指抜きを使えば随分楽になります。
巻尺
あまり出番がないものなので、100円ショップで十分です。
巻き込み不良のものがあるので、スムーズに巻き上がるか確認しましょう。
ひも
手芸メーカーのものと品質にあまり差がありません。
子どもの巾着などに便利に使えます。
ワッペン、ゼッケン
なぜか手芸店では高価なワッペンやゼッケン類。
100円ショップでも、可愛いワッペンがたくさん並んでいます。
子どものゼッケンも、種類があって便利です。
裏面の接着に不安があるので、手縫いで補強しておけば安心です。
♦︎ それなりに使える
フェルト
手芸メーカーのものと比べると、やはり品質に差があります。
風合いや耐久性が求められるものには向きませんが、
インテリアグッズなどを作る場合には便利です。
大判もあるので、ハロウィングッズやクリスマスグッズ作りにぴったり。
子どもの手芸にもおすすめです。
リボン
同じ長さで値段を比較すると、手芸メーカーと変わらないことがあります。
巻きで売っている場合は長さを確認しましょう。
毛糸
アクリル製のものが多く、本格的な編み物には向いていません。
色や風合いが可愛いので、ちょっとした小物や子どもの手芸遊びには最適です。
ボタン
ボタンは洋服の風格を左右する大切な脇役です。
同じように見えても、比較するとクオリティーの差は一目瞭然。
大人の洋服には向きませんが、子供服やパジャマなどには使えます。
マジックテープ
ファスナーと同じで機能性が求められるパーツなので、
壊れた時に付け替えできない部分には、使わない方がいいでしょう。
手芸店より随分安いので、付け替え可能な場所には使える材料です。
♦︎ 買って失敗!
ハサミ
ハサミは重要な道具です。
とてもデリケートで、値段の差が品質の差に現れます。
裁ちばさみや握りばさみは、必ず手芸店で購入しましょう。
針、待ち針
針もクオリティーの差が大きい道具です。
スムームに作業するためには、上質の針を選びましょう。
糸
どんな糸も同じように見えますが、素材や撚りには高い技術が隠されています
滑らかに縫うために、機能に合った糸を手芸店で選びましょう。
厚地用、普通地用、手縫い用など様々な種類があります。
糸の選び方はこちら>1分でミシン糸を選ぶための5つのルール
ゴム
100円のゴムは、すぐに伸びてダメになってしまいます。
手芸店のゴムは品質が良いですが、カット販売しているものは割高です。
よく使うものは、ネットなどで10mほどの巻きを買っておくと便利です。
手芸用ボンド
最近の手芸用ボンドはとても進化しています。
針仕事の苦手な方や、手芸を始めたばかりの子どもに、おすすめの材料です。
ですが100円のものは全く使いものになりません。
信頼できるメーカーのものを使いましょう。
ボンド手芸のレシピ>小学生の自由研究 ボンドで作るスカート
ファスナー
ファスナーは力がかかるパーツです。
せっかく面倒なファスナー付けをしたのに、
すぐに使えなくなってしまっては残念です。
手芸店のファスナーを使いましょう。
くるみボタン
くるみボタンは、使っている間に生地が外れてくることがあります。
しばらくしてから作り直そうと思っても、残布がなくては作れません。
長く着る洋服を作るためには、手芸メーカーのものがベターです。